(一社)不動産証券化協会と(株)東京証券取引所は11月29日、「個人投資家のためのJリートフェア2014」を東京証券取引所において開催した。
同フェアでは、Jリート各社が展示ブースやNISA相談コーナーを設置し、38の投資法人が約30分毎に5つの開場でそれぞれ説明会を開催した。
また、東証セミナーやJリート基礎セミナーのほか、大学教授やファイナンシャルプランナーによる特別セミナーも開催。早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授の川口 有一郎氏は「日本経済再生とJリート」と題し、日本の株式市場の特徴や投資方法について解説。アベノミクスの影響やその課題について持論を述べた。同氏は今後の日本経済の再生には「実質的な賃金の上昇がポイントとなる」と述べ、Jリート市場の今後の見通しについては「日銀がJリートの買い入れ額を増やすと発表したことや、低金利の継続により今後もしばらくはJリート市場は好調が続くと思われる」と推測した。
同フェアには約900名が来場。各説明会・セミナー会場も満員となるなど、終日多くの人で賑わった。