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「虎ノ門ヒルズ」の広場に高さ10mの大型彫刻/森ビル

「東京が世界一の都市を目指すうえで、クリエイティビティは欠かせないものであり、アートや文化はそれらを引き出す重要な因子」と述べる辻 慎吾社長。同氏背後に見えるのが大型彫刻「ルーツ」

 森ビル(株)は、開業から間もなく半年を迎える「虎ノ門ヒルズ」のオーバル広場に、スペインを代表する世界的アーティストであるジャウメ・プレンサ氏による高さ約10mの大型彫刻「ルーツ」を設置。28日、完成披露セレモニーを開催した。

 同彫刻は、8つの言語の文字を使い、膝をかかえて座る人間をかたどった巨大なパブリックアート。それぞれの文化を映し出す文字を通じて「世界の多様性」を表現し、「多様な文化の違いを越えて、人々が平和的に共存すること」を象徴。「虎ノ門ヒルズをルーツ(起点)に、世界の人々が共存する国際的なまちづくりを進め、東京を世界一の都市にしたい」という願いを込めた。

 セレモニーで挨拶した同社代表取締役社長の辻 慎吾氏は「まさにグローバル社会の理想の姿であり、国際新都心を目指す、このエリアの象徴にふさわしいアート作品。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、虎ノ門ヒルズ下を通る環状2号線がメインストリートとなる。『ルーツ』の視線の先には、未来の東京がある。未来を見つめて、これからも都市づくりに邁進していきたい」とコメントした。


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