IREM JAPAN(会長:山本泰然氏)は2日、TKP品川カンファレンスセンター(東京都港区)で、「第4回 成功事例発表会」を開催。約80名が参加した。CPM(認定不動産管理士)やCCIM(米国不動産投資アドバイザー)資格のノウハウを活用し、ビジネスで成功を収めている資格者を招き、取組事例や成功の秘訣を共有することが目的。
セミナーでは、(株)ダイムラーコーポレーション代表取締役の大村昌慶氏が、自社ビル購入による業績拡大をテーマに講演。「購入の決め手は、CPMとCCIMで学んだ分析力。判断基準の大きな武器となった」とし、資格を保有したことによりコンサルティング力や事業の幅が拡大したことなどを述べた。
吉原住宅(有)経営戦略室の吉良幸生氏は、ビンテージビルとまちづくりの取り組みを紹介。ウェブサイトの工夫・活用により、「顧客をファンに変え、事業を持続・拡大させることが可能となる」とし、ネット活用マーケティングのノウハウを解説した。
(株)シー・エフ・ネッツゼネラルマネージャーの猪俣 淳氏は、米国・フロリダとオーランドで開催された秋季カンファレンスのレポートを発表。
引き続き、(株)サンコーポレーション(株)代表取締役の小関雄作氏、(株)クライフ代表取締役の唐津 亮氏、アイティ・ナイス宅建(株)代表取締役の井上治朗氏ら若手経営者3名によるパネルディスカッションを開催。「徹底した市場調査でライバル物件を圧倒」「管理・空室対策の差別化で管理物件の紹介獲得」「投資分析とリニューアルで価値向上を達成」など、CPM・CCIMの知識を活かした成功事例を報告した。