住友林業(株)は2日、住友大阪セメント(株)、東日本旅客鉄道(株)とともに、未利用の林地残材や間伐材等を利用したバイオマス発電会社である八戸バイオマス発電(株)を合弁で設立し、青森県八戸市においてバイオマス発電事業を行なうことを発表した。
八戸バイオマス発電が、八戸港付近の工業用地に発電規模約12MWのバイオマス発電施設を建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用した発電事業を行なう。八戸市での事業参画は、同社グループにおいて国内4番目となる。
燃料の木質チップは、主に青森県三八・上北・下北地域の間伐材や製材端材、周辺鉄道沿線の鉄道林の間伐材などを地元関係者の協力を得ながら集荷するほか、一部パームヤシ殻も使用する予定。
年間発電量は約8万5,000MWh(一般家庭約1万7,000世帯分の年間使用電力量に相当)。竣工は2017年10月、営業運転開始は同年12月を予定している。