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積水ハウス・リート投資法人上場。終値は公募価格を上回る13万2,000円

上場通知書を手にする同投資法人代表取締役社長の井上順一氏(左)

 積水ハウス・リート投資法人(SHR)は3日、(株)東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場した。

 上場時の発行済投資口数は60万2,000口。公募価格11万円を上回る初値13万5,000円を付け、終値は13万2,000円となった。

 同投資法人は2014年9月8日に設立。スポンサーは積水ハウス(株)。主な投資対象は、戦略的立地に所在する、または高品質なオフィスビル、商業施設、ホテル等の商業用不動産。また、積水ハウス、積水ハウスが出資する事業体等が開発に関与する海外の商業用不動産へも投資を行なう方針。上場時のポートフォリオは「ガーデンシティ品川御殿山」「御殿山SHビル」(いずれも東京都品川区)、「本町南ガーデンシティ」(大阪市中央区)の3件のオフィスビル。取得価格ベースで1,143億円。

 同日、東京証券取引所にて上場通知書贈呈式などの記念セレモニーを実施。セレモニー後取材に応じた同投資法人代表取締役社長の井上順一氏は、「JREITの特性として継続的に資産を取得していかねばならないが、スポンサーの特性からいってもそれが可能であると考えている」と述べ、上場に当たって「皆さまに高い関心をいただいたことにとても感謝している。しかしながら、今日がスタート。今後期待に応えられるようきちんとした運営をしていきたい」と抱負を述べた。


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