大成建設ハウジング(株)は5日、同社の壁式鉄筋コンクリート住宅「パルコン」の新シリーズとして、「パルコン邸宅シリーズ」を発売する。住宅市場の競争激化を受け、富裕層の取り込みを強化するのが狙い。
同シリーズでは、「パルコン ロンド」「パルコン グレイス」「パルコン プレーリー」の3つの外観デザインを新たにラインアップ。寄棟屋根の「ロンド」は、木調の格子と打ちっぱなしコンクリートを組み合わせて、素材感の違いによって和の風合いを演出、「現代の日本家屋」をイメージしている。「グレイス」は、門塀を設けたデザインで、石積み模様の外壁などでシックな雰囲気を創出している。「プレーリー」は、大きな庇によって水平ラインを強調。シックな色合いのタイル張り外壁と打ちっぱなしコンクリートの組み合わせで個性を打ち出す。
内装については、同社がこれまでに受注してきた高額帯の住宅で人気の高かったものを分析。デザイン性に優れた「リュクスセレクション」、機能性や使い勝手に優れた「ラフィネセレクション」にパッケージ化して提案する。
販売坪単価は2階建て120万円から、3階建て130万円から。年間の販売20棟を見込む。