(株)ザイマックス不動産総合研究所はこのほど、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト調査(2014年9月まで)」の結果を公表した。
同社が運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータが得られた約100棟を対象に、エネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。
消費量は、震災前である10年夏季(7~9月)と比べて、21%減(11年)、20%減(12年)、20%減(13年)と同程度の水準で推移してきたが、14年は25%減と大きく減少。首都圏の平均気温は特に8・9月で13年度より大きく下回っており、空調負荷が軽減している可能性があるとした。
また、単価は、震災以前より上昇傾向は変わらないが、10年から13年への伸び方に比べ、上昇幅が小さいことが分かった。
コストは、11年以降継続してきた上昇傾向が止まり、10年夏季比10%増にとどまる結果となった。