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私募REITの資産規模、15年上期に1兆円に到達/三井住友トラスト基礎研調査

 (株)三井住友トラスト基礎研究所は3日、「非上場オープン・エンド型不動産投資法人」(以下、私募REIT)の現状整理と市場規模に関する考察についてレポートを発表した。

 私募REITは、2014年10月末時点において10銘柄が運用を実施。その資産規模合計は8,600億円を超過しており、15年上期には1兆円規模に到達すると予測した。私募REITの登場から4年6ヵ月の期間で1兆円規模となるが、1兆円到達後2兆円規模に到達するまでの期間は2年6ヵ月と予想。今後、経済環境に大きな変化がなければ、これまで以上のペースで積み上がっていくとした。

 また、将来的に新規設立を公表している事業会社による私募REITの組成・運用は、「市場に対して収益不動産を流入させることになり、不動産証券化市場の市場規模拡大に寄与していく」と予測した。


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