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虎ノ門ヒルズ、歩行困難者の非常用エレベータでの避難が可能に/森ビル

 森ビル(株)はこのほど、虎ノ門ヒルズにおいて非常用エレベータ-を活用した避難計画が東京消防庁により認定されたと発表した。超高層複合タワーでの認定取得は初。

 同計画は、東京消防庁が2013年10月に運用を開始した「高層建築物等における歩行困難者等に係る避難安全対策」に基づいたもの。従来、火災時にエレベーターを利用した避難誘導は禁止されていたが、高齢者など歩行困難者に限り、待機が可能な「一時避難エリアの設置」および「非常用エレベータの設置」、「歩行困難者情報の事前把握と自衛隊消防による避難誘導ができる体制」といった条件を整備することで可能となったもの。同社は芝消防署と協議を重ねながら標識や一時避難エリア等を設置し、認定取得に至った。

 今後、同社の他物件での導入も検討していくとしている。


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