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家族の食生活充実を考えたDK空間を提案/積水ハウス

「はかどりキッチン」の例

 積水ハウス(株)は12日、食生活の充実を考えたDK空間の生活提案「おいしい365日」を開発し、住宅設計での運用を開始した。

 戸建住宅に住むファミリーの食生活の中心となるDK空間を、顧客ニーズの把握や人間工学的研究アプローチによる実証実験、公開参加型イベントによるモニタリングなどを通じて食空間提案のポイントをまとめた。提案のポイントは、家族のだれもが心地よく食事できる「いごこちダイニング」、作業効率を重視した「はかどりキッチン」、調理家電や消耗品、食品を効率的に仕舞える「おやくだちキッチンクローク」の3つ。

 このうちの「はかどりキッチン」については、シンク、コンロ、作業台のレイアウトを替えられる実験施設で調理動線を検証。1人で調理する時は作業効率がよく、複数でも作業を分担しやすいキッチンを提案する。具体的にはシンクやコンロ、冷蔵庫など使用頻度の高い設備機器の周辺に、ちょっとしたものを置ける台を設けたり、シンクとコンロを背中合わせに配置することで作業効率がアップしたことから、セパレートタイプで“ちょい置き”できるスペースを設けたキッチンを提案する。


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