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6大都市圏のビル空室率、仙台で上昇/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画はこのほど、2014年11月の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況をまとめた。東京の概要は、既報ニュース参照。

 各都市圏の平均空室率は、札幌6.52%(前月比0.07ポイント低下)、仙台10.23%(同0.06.ポイント上昇)、名古屋7.86%(同0.18ポイント低下)、大阪8.49%(同0.11ポイント低下)、福岡6.48%(0.42ポイント低下)。仙台では、館内増床や拡張移転などが見られたものの、大型解約の影響で空室率が微増した。同社は「来年以降大型の解約が予定されており、市況に大きく影響を与える可能性がある」とコメントしている。

 1坪当たりの成約賃料は、札幌8,138円(同2円下落)、仙台8,593円(同73円下落)、名古屋9,596円(同39円上昇)、大阪8,965円(14円下落)、福岡9,061円(156円下落)となった。福岡は、一部の募集物件で期間限定の価格見直しをした影響などにより大きく値下がりしたものの、優良物件を中心とした賃料値上がり傾向は続いている。


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