不動産情報サービスのアットホーム(株)は16日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2014年11月の首都圏居住用賃貸物件の市場動向をまとめた。
同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は26万4,795件(前年同月比2.1%減)。1平方メートル当たりの平均登録賃料は、賃貸マンションが2,644円(同0.7%下落)、賃貸アパートが2,215円(同1.0%下落)。1戸当たりの平均登録賃料は賃貸マンションが9万3,400円 (同0.1%下落)、賃貸アパートが6万500円(同変動なし)だった。
成約件数は、1万8,124件(同1.6%減)と3ヵ月ぶりのマイナスとなった。中古マンションの成約が、その過半を占める東京23区のシングル向け物件が振るわず1.2%減となったこと、中古アパートが神奈川県を中心に不振で5.7%減となったことが要因。新築物件はマンション・アパートともに8ヵ月連続で増加している。
1平方メートルあたりの成約賃料は、賃貸マンションが2,582円(同0.8%下落)と再び前年割れ。賃貸アパートは2,175円(同0.7%下落)で4ヵ月ぶりのマイナス。1戸当たりの平均成約賃料は、賃貸マンションが9万300円(同0.7%上昇)と2ヵ月連続の上昇。賃貸アパートは6万2,900円(同1.5%上昇)と3ヵ月ぶりの上昇となった。