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「パラオ パシフィック リゾート」、15年夏に水上バンガロー開業/東急不動産

水上バンガローの完成イメージ

 東急不動産(株)の子会社であるPacific Islands Development Corporation(本社:パラオ共和国、社長:橋詰雅彦氏)は18日、所有・運営するパラオ共和国のリゾートホテル「パラオ パシフィック リゾート」が10日に30周年を迎え、現地での記念レセプションにおいて、2015年7月に水上バンガローを開業すると発表した。

 同リゾートは、パラオ共和国コロール州アラカベサン島の西岸に立地。敷地面積25万4,822平方メートル、延床面積1万4,822平方メートル。客室数は160室。民間初のリゾートホテルとして1984年に開業。「自然の保護と開発の両立」を目指した開発で、泥土の流出により珊瑚が育ちにくい環境だった前面の海は、海流を改善することで、珊瑚が再生し、現在はコロール州より海洋生物保護地区に指定されている。
 
 開業30周年記念レセプションには、同国大統領のトミー・E・レメンゲサウ・Jr.氏をはじめとする政府関係者や、在パラオ日本国大使館特命全権大使の田尻和宏氏も出席。長年に渡る同国においての観光業の発展への貢献に対して、賛辞の言葉を述べた。

 約20年ぶりの増築となる水上バンガローは、ミクロネシア地域初、1棟独立型の太平洋を一望できるもので、屋内には海中を覗けるガラス床を設置。5棟5室で、客室面積は約89平方メートル(屋内約53平方メートル、屋外約36平方メートル)。
 開業は15年7月を予定。


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