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老朽化に伴う建替事業「ヒューリック新宿」が竣工/ヒューリック

「ヒューリック新宿ビル」外観

 ヒューリック(株)は6日、同社が「旧ヒューリック新宿ビル」の老朽化に伴う建替事業として進めてきた「ヒューリック新宿ビル」(東京都新宿区)の竣工を発表した。

 同ビルは、地下鉄丸ノ内線「新宿」駅から徒歩1分に立地。敷地面積1,017.54平方メートル、延床面積9,780.69平方メートル。鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上10階地下3階塔屋2階建ての商業店舗、オフィスなどの複合ビル。地下1階で東京メトロ駅と直結させ、地上へはエスカレーター、エレベーターを配置した。

 外観は、アウトフレーム構造のプレキャストコンクリート柱を反射率の高いアルミパネルで包み、フィンを設置することで縦基調とし、季節や時刻によって光を捉え変化を見せる外装としている。

 建物は、3階床下に免震層を配置し、1階の床面積を最大限確保できる「まちなか中間層免震」を採用。また、自然換気システムや自然採光システムを導入するほか、自然エネルギー利用の「見える化」や壁面緑化、屋上緑化など環境にも配慮。屋上に非常用発電機を設置したほか、防災備蓄倉庫スペースを確保するなどBCP対策も施した。

 なお、みずほ銀行、auなどすでに全室の入居が決定済み。


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