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2014年の収益用不動産、価格上昇で利回り低下/健美家調査

 健美家(株)は7日、「全国収益(投資用)不動産 市場動向レポート2014」を発表した。同社が運営する収益物件情報サイト「健美家」の登録物件とメール問い合わせがあった物件の動向を調査したもの。

 14年の区分マンションの登録物件投資利回りは、9.13%(前年比1.48ポイント低下)。05年の調査開始以来、最低水準になったことに加え、低下幅もこの数年で最大となった。平均価格は1,190万円(前年比23%増)となり、08年以降では最高となった。

 1棟アパートの登録物件投資利回りは10.22%(同0.88ポイント低下)となった。近年低下傾向が続いており、08年以来の最低水準。価格は4,983万円(同12%上昇)と、上昇率も拡大している。

 1棟マンションは、登録物件投資利回り9.01%(同0.83ポイント低下)で、1棟アパートと同様に08年以来の最低水準。価格は1億4,087万円(同5%上昇)となった。

 なお、同サイトへの登録物件数は、各種別とも過去最高件数を更新。特に区分マンションは5万4,000件を超え、前年から44%増加した。


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