住友不動産(株)は8日、東京ガス(株)が販売するマンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」と「停電時発電機能」オプションを、同社が建設中のマンション「(仮称)品川ベイサイド大規模プロジェクト」(東京都品川区、総戸数254戸)に採用すると発表した。エネファームと停電時発電機能オプションを同時採用するのは、日本初。
東日本大震災以降のユーザーの防災や省エネに対する意識の高まりを受け、停電時でも発電できるエネファームを南北両端に位置する住戸(51戸)に採用することとしたもの。オプションの導入で、停電時に「エネファーム」が発電停止中でも、自立起動して発電。停電時使用可能コンセントを通じ、電力を家庭内に供給する。
また、停電時の電力供給システムとして、マンション内に非常用発電機を設置。エレベーター、共用部の給水ポンプ、照明などに電力を供給することにより、災害時の安心・安全を一層高める。
同マンションは、JR山手線「品川」駅からバス4分・「天王洲アイル」バス停徒歩5分、東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル」駅徒歩4分、東京モノレール「天王洲アイル」駅徒歩3分に位置。建物は、鉄筋コンクリート造地上14階建て。住戸は2LDK・K+S(サービスルーム〔納戸〕)~3LDK・K。竣工は2016年2月下旬、入居は同年3月下旬の予定。