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戸建てリノベ事業を積極展開。年間30棟体制へ/リビタ

リノベーションに向けスケルトン化した「世田谷北烏山の家」外観。築40年ながら、50坪を超える敷地、南面ワイドスパン、大型のバルコニーなど、リノベーションの素材として有望と判断し取得した
「世田谷北烏山の家」内部。基礎、柱、壁を除きフルスケルトン化。木材の腐食や雨漏り、筋違いの切断といった構造の痛みをユーザーに公開。リノベーションに向けどう改修していくかを見学会で解説する

 (株)リビタは、戸建てリノベーション事業「HOWS Renovation」を積極化する。

 同事業は、2013年5月に開始したもの。東京城南西エリアや横浜・川崎エリアの築20年以上、土地30坪以上の戸建住宅を中心に買い取り、テーマを設けてリノベーションした上で販売する。物件は、フルスケルトンにした状態で、ユーザーに公開。腐食の状態やその改修手法等を解説する。事前インスペクションや瑕疵保険、耐震改修等で品質への不安を払拭。販売価格も、同エリア同程度の土地を取得し、注文住宅を建設した場合の1,000万円安程度に収める。

 これまでに、都内で2物件を発売。積極展開に向け、14年末現在で8物件を取得、順次販売していく。1月末に「国分寺の家」(東京都国分寺市)を発売。今夏販売予定の「世田谷北烏山の家」(東京都世田谷区)では、スケルトン建物見学会を10日に開き、30組を集めた。

 今後は、買取再販に加え、物件探しから物件調査、プランニング、施工、アフターまでリノベーションを志向するユーザーをサポートするサービス「戸建てリノサポ」も併行して展開。戸建てリノベーション市場の拡大を図る。長期的には、買取再販だけで年間30棟の販売を目指す。


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