タマホーム(株)は、2018年5月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。
基本方針を「“面”の展開から“層”の拡大による成長へ」とし、店舗網拡大による面の拡大だけでなく、多様な商品・サービスを展開することで顧客層の拡大を図っていく。
コア事業の注文住宅事業では、低価格良質住宅の充実や、ハイエンドへの取り組み開始により顧客層の拡大を目指す。また、販売ラインを多様化し顧客層の厚みを図るとともに、既存の価格帯に加えベーシックライン(低価格帯)、ハイライン(高価格帯)の層の厚い商品展開を行なっていく。
成長事業として、戸建分譲住宅事業では、来店者の6割を占める非土地保有者(住宅1次取得者)を対象に、低価格良質住宅中心の分譲開発を実施。周辺事業では、リフォーム期を迎えるOB顧客へのサービス強化を中心に、LTV(Life Time Value)の向上を追求。新規事業として、不動産仲介事業を本格化し、総合住宅産業に向けた基礎づくりに着手する。
これらの展開で、18年5月期における販売棟数1万150棟(15年5月期予想:7,430棟)、売上高2,000億円超(同:1,492億円)、営業利益率3.5%(同:1.5%)を目指していく。