三井不動産(株)は16日、霞が関ビルディング(東京都千代田区)において、防災訓練見学会を開催した。
同ビルの防災センターのリニューアルが完了したことを機に、入居企業などに防災センターの活動を理解してもらうため、実施するもの。屋外テラスでの人命救助、消化活動の模範訓練を行なったほか、防災センター内で、緊急対応訓練の実演を実施した。
リニューアルでは、防災センタースタッフの活動が見えるように、ロビー側の壁面をガラス張りに変更。また、ガラスの両サイドに災害時も含めた情報提供用のデジタルサイネージ(電子看板)を設置した。
同社では、有事の際に被害を最小限に抑えるには、自助・共助による災害対応力を高めていくことが大切だとし、見学会を通じて、入居企業との関係を強化していきたい考え。
見学会には、同ビルの入居企業約30~40社、約50名が参加した。