東急不動産(株)は22日、再開発のため3月22日に閉館する複合商業施設「東急プラザ渋谷」(東京都渋谷区)に、「東急プラザ渋谷タイムスリップギャラリー」を開設。同日、オープニングセレモニーを行なった。
同ギャラリーは、1965年の同館開業から約50年の歴史と、渋谷の歴史を、年代別に写真やジオラマで振り返るもの。「ディスコ文化」を牽引した渋谷の「サーファーディスコ」の再現も行なった。
オープニングセレモニーで挨拶した、同館総支配人の森下潤一氏は「1965年の開業以来、渋谷西口のランドマークとして地域の人々や来場者に愛されてきた。開業以来のテナントも多く、閉館にあたっては多くのメッセージをいただいた。そうした方々と一緒に、思い出を懐かしんでもらえるようなギャラリーとした」と語った。
また、スペシャルゲストとしてセレモニーに訪れたタレントのデヴィ夫人は「小さい頃、都電で渋谷に映画をよく観に来た。渋谷は活気ある流行の発信地で、若い人たちのエネルギーを感じる。これまではそのエネルギーに任せてまちが作られてきたが、再開発により若い人たちだけでなく、大人も楽しめるまちになってほしい」と感想を述べた。
同館閉館後は、隣接地域と共に「道玄坂一丁目駅前地区再開発」が始動。高層複合ビルが、2018年度に完成する予定。