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首都圏の居住用賃貸物件、成約件数2ヵ月連続の減少/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2014年12月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、25万3,387件(前年同月比0.5%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,643円(同1.0%下落)、賃貸アパートが2,214円(同1.8%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均9万2,600円(同0.9%下落)、賃貸アパートが6万500円(同0.2%下落)となった。

 成約件数は1万6,940件(同1.2%減)で、2ヵ月連続のマイナスに。中古マンションの動きが鈍く、同市場の成約の過半数を占める東京23区、4分の1を占める神奈川県で減少したこと、神奈川県の中古アパートが引き続き不調だったこと等が要因であるとしている。
 東京23区は7,818件(同2.3%減)、東京都下1,481件(同1.2%減)、神奈川県4,294件(同5.6%減)、埼玉県1,737件(同7.1%増)、千葉県1,610件(同9.4%増)。一方、新築物件はマンション・アパートともに同9ヵ月連続で増加となった。

 1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,625円(同0.6%上昇)、賃貸アパートが2,239円(同1.2%上昇)と、いずれもプラスに転じた。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均8万9,400円(同0.9%上昇)で3ヵ月連続のプラスに。賃貸アパートは6万1,700円(同0.7%上昇)と、2ヵ月連続のプラスとなった。


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