住友林業(株)は30日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~12月31日)は、連結売上高6,992億5,700万円(前年同期比4.4%増)、営業利益146億5,100万円(同4.4%増)、経常利益167億7,200万円(同17.7%増)、当期純利益79億100万円(同37.1%減)。
主力の木材建築事業では、前期に発生した新商品への切り替えに伴うコストアップ等が解消され収益性が改善したものの、製造工場を6工場から4工場に集約、再編することを決定したことから、特別損失10億3,800万円を計上。結果、売上高3,213億4,000万円(同6.2%減)、経常利益34億4,400万円(同23.2%減)となった。
住宅事業については、戸建注文住宅事業で「ビッグフレーム構法」の販売が拡大したことなどから1棟当たりの完工単価が上昇し、売上高が微増。アパート事業でも営業面を強化した結果、前年同期比で受注高・売上高とも増加。結果、売上高3,017億9,300万円(同0.7%増)、経常利益106億3,300万円(同15.6%減)となった。なお、戸建住宅の受注棟数・受注金額は5,566棟(前年同期比24.9%減)、2,060億3,300万円(同24.6%減)に。
なお通期については、売上高9,900億円、営業利益310億円、経常利益320億円、当期純利益165億円を見込む。