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渋谷のデザイナーズホテル、一部をリニューアル/UDS

スイッチを点灯すると壁に埋め込まれたLEDが光り、シルエットが浮かび上がる仕掛けの「ビジネススイート」。書斎スペースを新設する等、アッパークラスのビジネスマンがターゲット
一見普通の絵画のようだが、イスの絵は表面が伸縮性のある布できており、中に台があって実際に腰掛けられるほか、照明の絵は中でLEDが点灯するなど機能性が搭載されている「フェミニンスイート」

 UDS(株)は2日、「渋谷グランベルホテル」(東京都渋谷区、総室数105室)をリニューアルオープン。客室を報道陣や関係者に公開した。

 グランベルホテルは、「FUN to STAY」をコンセプトに、まちのテイストを取り込んだオリジナルデザインを採用し、宿泊者が楽しみながら過ごせることを意識したビジネス、観光等さまざまな用途に対応したホテル。渋谷のほか、赤坂、新宿の3拠点で展開。UDSが企画・プロデュース・設計を、(株)フレンドステージが運営を手掛けている。
 
 「グランベルホテル渋谷」は、JRなど「渋谷」駅徒歩3分に立地。2006年に本館と別館の2棟構成で竣工。稼働率が高かったことなどから、老朽化が進んだため、今回本館(54室)のリニューアルを実施した。
 国内外で活動が注目されているデザイナーズチーム「YOY(ヨイ)」にコラボレーションを依頼し、機能性とアートの融合をテーマに、部屋ごとにコンセプトを変えてプロダクトを取り入れた。スイッチにより壁に埋め込まれたLEDによって絵が浮かびあがる、絵画に見えて実際に絵の通り機能するといった仕掛けを採用している。

 新客室は2日に販売開始。価格帯は大きく引き上げず、幅広い年齢層の国内外のユーザーを取り込んでいきたい考え。基本料金は1室当たり1万3,000~6万円。


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