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サイクルシェアリング事業で合弁会社を設立/NTTグループ

バイクシェア事業スキーム

 (株)NTTドコモ、NTT都市開発(株)、(株)NTTデータ、(株)NTTファシリティーズの4社は2日、サイクルシェアリング事業の提供を行なう合弁会社「(株)ドコモ・バイクシェア」(東京都千代田区、代表取締役社長:坪谷寿一氏)を設立した。出資比率は、NTTドコモ85.0%、NTT都市開発6.7%、NTTデータ6.3%、NTTファシリティーズ2%。

 現在、NTTドコモは神奈川県横浜市、東京都江東区等の5エリアでサイクルシェアリング事業(コミュニティサイクル)および実証実験を実施している。新会社では、NTTドコモが取り組んできた自治体のサイクルシェアリング事業の運営に加え、民間施設(マンション等)でのサイクルシェアリングを提供。併せて、他のサイクルシェアリング運営事業者へのシステム提供や、コンサルティング業務を推進することで、環境に優しく利便性の高いソーシャルインフラを提供していく。

 同システムでは、自転車本体に通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸し出し・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)をすべて搭載。限られたスペースでの導入を可能としている。また、会員情報サイトから貸出可能な自転車を確認・予約し、ICカードや携帯電話・スマートフォンを自転車本体に搭載されたICカード対応のカードリーダーにかざすことで、その場ですぐに貸し出し・返却ができる。


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