エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は4日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~12月31日)の連結営業収益は1,012億5,100万円(前年同期比22.3%減)、営業利益173億3,000万円(同33.2%減)、経常利益は139億7,200万円(同35.1%減)、当期純利益は86億2,200万円(同51.4%減)となった。
不動産賃貸事業は、既存賃料収入の減少等の影響があったものの、イギリス・ロンドン市の「265 Strand」や商業施設「トラッド目白」等の賃料収入による収益確保などを実施。経営成績については物件売却収入が前年同期比で縮小したことなどにより、営業収益は646億7,600万円(同14.1%減)、営業利益は170億2,200万円(同27.2%減)となった。当期末時点での当社保有の賃貸物件の空室率は6.7%(前期:8.3%)となった。
分譲事業では、過年度竣工物件を中心に586戸のマンションの行き渡しを実施。また、新たに「ウェリス津田沼」等の販売を開始したが、マンションの引渡戸数が減少したことにより営業収益278億1,300万円(同37.8%減)、営業利益は30億8,300万円(同46.8%減)となった。
通期は営業収益1,530億円、営業利益230億円、経常利益185億円、当期純利益100億円を見込んでいる。