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17%の住宅が家電含めたZEHを達成/積水化学住宅カンパニー

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは9日、2014年の太陽光発電システムとHEMS搭載住宅の電力量収支実邸調査の結果を公表した。13年1~12月に入居した同社住宅のうち、3,545戸の14年1年間の消費電力量・発電量・電力量収支について、HEMSのデータを活用して分析した。

 家電を含めた消費電力量が、発電量を下回る「ZEH」の達成率は17%(前年比4ポイント増)と前年を上回った。家電の消費電力を除くと、49%(同3ポイント増)と、半数近くが達成した。電力量収支は家電込みのZEH達成住戸で年1.312kWhとなった。「台風の頻発などの異常気象により発電量は減少したが、入居者側の消費電力削減も進んでいる」(同社)と分析する。

 家電込みのZEH達成住戸の年間光熱費収支は、プラス11万4,578円(同1万633円減)に。太陽光発電システムを搭載した住戸の中央値はプラス1万7,127万円(同875円増)だった。

 同社では、13年10月よりZEH仕様の住宅商品「スマートパワーステーション」を販売。太陽光発電の平均容量の増加を見込むことから、次回調査ではZEH達成率の大幅な上昇を予想している。


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