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東京・表参道に自然共生を提案するオフィスビル/東急不動産

「新青山東急ビル」外観
屋上庭園のイメージ

 東急不動産(株)は10日、オフィスビル「新青山東急ビル」(東京都港区)を竣工した。

 同ビルは東京メトロ「表参道」駅徒歩3分の好立地。敷地面積1,602.15平方メートル。鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て。延床面積9,691平方メートル。

 1、2階にはポルシェのショールームが入居。3~11階のオフィスフロアは仕事場としてだけでなく「自然を感じられる」工夫を随所に施した。3~10階には、両サイドに合計86.3平方メートルのバルコニーを設置し、外気を取り入れられるようにした。フローリングや塗り壁を内装に使用するなど、落ち着きのある空間を提案する。

 最上階である11階は天井高3.5mを確保し、軒天に、東急不動産グループの保有林スギの間伐材を利用。北西側には幅6mのテラスも設けている。また、屋上にはテナント専用の屋上庭園を設置。普段の休息だけでなく、貸切利用もできる。

 なお、LED照明や有機EL照明の採用、間伐材の利用など総合的な環境配慮や、コミュニケーションスペースを増やすことで新たなワークスタイルを提案していることなどが評価され、(株)日本政策投資銀行の「DBJグリーンビルディング認証」において「2014 four stars」も取得している。


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