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分譲マンションの単価アップなどにより営利12%増に/三井不動産15年3月期第3四半期決算

 三井不動産(株)は10日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~12月31日)は連結売上高1兆813億7,900万円(前年同期比8.7%増)、営業利益1,276億5,600万円(同12.9%増)、経常利益1,121億7,300万円(同18.7%増)、当期純利益706億5,200万円(同14.2%増)。

 賃貸事業はオフィス・商業施設の新規稼働などの影響により、セグメント売上高3,429億5,100万円(同2.5%増)となった一方で、再開発に伴う稼働終了などが影響し、営業利益は803億2,200万円(同4.0%減)となった。四半期末の首都圏オフィス空室率は新規稼働物件などの影響で5.5%(前期末比2.2ポイント上昇)。

 分譲事業のセグメント売上高は2,959億6,500万円(前年同期比42.4%増)、営業利益314億5,100万円(同204.5%増)と大きく増収増益した。個人向けの分譲マンション計上戸数は2,894戸(同7.9%減)となったものの、戸当たり単価や利益率の上昇が寄与した。新築マンション分譲は、当期計上予定5,000戸のうち、四半期末時点の契約進捗率は95%と好調。

 なお通期業績については連結売上高1兆5,400億円、営業利益1,830億円、経常利益1,560億円、当期純利益900億円を見込む。


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