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ビル事業の好調で増収増益/東京建物14年12月期決算

 東京建物(株)は12日、2014年12月期決算を公表した。

 当期(14年1月1日~12月31日)は、連結営業収益2,370億4,900万円(前期比7.7%増)、営業利益305億5,900万円(同4.1%増)、経常利益173億1,700万円(同21.1%減)、当期純利益829億4,400万円(同1.2%減)。経常利益の減少は、SPCの連結子会社化による金融コストの増加が要因。純利益の増加は、固定資産売却益の計上によるもの。

 ビル等事業については、「大手町タワー」(東京都千代田区)、「東京スクエアガーデン」(東京都中央区)などの通期稼働により賃貸収入が増加。また、販売用不動産の売却もあり、営業収益1,092億8,300万円(同64.4%増)、営業利益294億4,400万円(同15.5%増)となった。

 住宅事業は、分譲マンション「ブリリアシティ横浜磯子」(横浜市磯子区)など1,376戸(同538戸減)を引き渡した。マンション管理受託戸数も5万1,140戸(同4,251戸増)と大幅増となったが、マンション引き渡しの減少で営業収益は876億7,400万円(同22.8%減)、営業利益38億4,100万円(同49.9%減)となった。

 なお、次期については連結営業収益2,300億円、営業利益300億円、経常利益180億円、当期純利益130億円を見込む。


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