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賃貸事業は堅調も販売事業等がふるわず減収減益/住友不動産15年3月期第3四半期決算

 住友不動産(株)は13日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~12月31日)は、連結売上高5,237億3,700万円(前年同期比9.7%減)、営業利益1,157億3,500万円(同5.9%減)、経常利益960億7,400万円(同5.2%減)、当期純利益589億7,700万円(同6.1%減)。

 不動産賃貸事業では、既存ビルの空室率改善と、前期竣工の「住友不動産ファーストウイング」や「住友不動産元赤坂ビル」の通期稼働が寄与。営業収益2,130億4,700万円(同2.4%増)、営業利益798億1,400万円(同9.2%増)を計上、増収増益となった。なお、当期末既存ビル空室率は5.2%。

 一方、不動産販売事業については「東京ベイシティタワー」「シティテラス代々木公園」など、マンション・戸建て・宅地の合計で2,819戸(同1,052戸減)を計上したものの、大型タワーマンションの竣工が多かった前年同期に比べ計上戸数が減少。結果、営業収益は1,327億5,900万円(同29.1%減)、営業利益は252億9,800万円(同27.7%減)と、減収減益に。完成工事もふるわず、全体では減収減益となった。

 なお通期については、連結売上高7,920億円、営業利益1,680億円、経常利益1,380億円、当期純利益800億円を見込む。


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