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埼玉・浦和で築45年のJR社宅を1棟リノベーション/ジェイアール東日本都市開発

「アールリエット浦和常盤」の手前に見えるのがA棟で、左奥がB棟。A棟にはエレベーターを新設している
玄関に土間があるタイプ

 (株)ジェイアール東日本都市開発は13日、JR東日本の社宅を1棟リノベーションした賃貸マンション「アールリエット浦和常盤 A棟」(さいたま市浦和区、総戸数40戸)を竣工し、報道陣に公開した。

 壁式鉄筋コンクリート造地上5階建て。1970年築、東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)の旧社宅で、2011年4月以降有効活用を検討し、ファミリー向け賃貸住宅として1棟リノベーションしたもの。リノベーション設計・監理は(株)オープン・エーに、リーシングは東京R不動産((株)スピーク)に依頼した。JR京浜東北線「北浦和」駅徒歩5分に立地。「県立近代美術館」のある大型公園に隣接し、緑豊かな住環境の他、周囲は教育機関や生活利便施設も充実している。

 階段室タイプの建物だったが、外廊下を新設し、エレベーターを設置。屋上の断熱工事や窓のペアガラス化等、環境性能も向上させた。
 住戸内は内装・設備を一新し、白を基調に黒のサッシが映えるデザインに。1階住戸にはウッドデッキを配置したほか、土間プランや独立型キッチン等からなる7プランを用意。全戸南側にリビングを配置した。

 間取りは1LDK・2LDK。専有面積59.00平方メートル。賃料は11万5,000~12万3,000円(別途管理費7,000円)。

 なお、隣に立地するB棟(総戸数32戸、4階建て、14年11月竣工)もオープン・エー協力のもとリノベーション済み。当初は社宅利用を想定していたため、最低限のリノベーションに留めている。現在は、角部屋を中心に9戸が入居済みで、一般向けに入居者募集も開始した。賃料は10万9,000~11万5,000円(別途管理費5,000円)。


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