住友林業(株)は13日、同社の新築戸建注文住宅「Green Smart(グリーンスマート)」に、停電時発電継続機能付き「エネファーム」を採用すると発表した。導入物件すべてに停電時発電継続機能付き「エネファーム」を採用するのは、住宅業界では初めて。
導入する「エネファーム」は、東京ガスが販売する家庭用燃料電池。都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させ発電。その際に出る熱も給湯に利用でき、定格発電時にCO2排出量を約49%、一次エネルギーを約37%削減でき、年間の光熱費を約6万円、年間のCO2排出量を約1.3t削減することが可能。
4月1日販売予定の停電時発電継続機能付き「エネファーム」は、停電発生時点で「エネファーム」が発電している場合、500W以下の電力を最長4日間(96時間)供給できる。また、さまざまな設置スペースに対応できるよう、「バックアップ熱源機」と「貯湯ユニット」の一体型と別置型の2種類を用意する。
同物件にはこれまでも「エネファーム」を採用していたが、2015年4月以降、停電時発電継続機能付きに切り替える。15年度、東京ガス供給区域において1,200棟以上供給することを目指す。