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新築マンション全物件で自社基準のパッシブデザインを標準採用/大京

 (株)大京は16日、4月以降に新規着工するライオンズマンションより全物件に、日本大学と共同で開発したパッシブデザインに自社基準を設けた「ライオンズパッシブデザイン」を、標準採用すると発表した。

 同社ではパッシブデザインの取り組みとして、2009年に「ザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘」(横浜市青葉区、総戸数39戸)に採用し、その後も6年間にわたり実証・検証、改良を続けてきた。その結果、換気機能付き玄関ドア、自然換気ストッパー付きサッシなどの導入により、夏期のエアコン電気代を約3割削減、7月の室温で約4.9度低下、換気量が約4倍に増加するなどの効果が得られた((株)LIXIL温熱環境解析ソフトによる検証)。また、導入物件の居住者から共感や好評の声も多数得られたことから、今回、自社基準を設け標準化する。

 「ライオンズパッシブデザイン」では、(1)グリーンカーテン用フック、(2)換気ストッパー付サッシ、(3)大型給気口、(4)エコガラス、(5)通気ルーバー付き扉、(6)換気機能付玄関ドアの6設備を採用し、住宅性能評価省エネルギー対策等級4を基準とする。また標準化に合わせて、11年より共用部に採用しているLED照明を、専有部にも標準採用する。


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