アパグループは19日、新築分譲マンション「THE CONOE<一番町>」(東京都千代田区、総戸数32戸)を着工した。都心戦略を推し進めている同社として、東京都心の「番町」エリアで3棟目。最上位クラスの「THE CONOE」ブランドでは第2弾プロジェクトとなる。事業主はアパホーム(株)。
東京メトロ「半蔵門」駅徒歩2分に立地。近隣には各国の大使館やサクラの名所である千鳥ヶ淵公園も所在する。敷地面積564.65平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。専有面積は56.54~78.32平方メートル。
設備・仕様はハイクラスなものを採用。セキュリティについては風除室・エレベーターホール・エレベーターかご内・玄関ドアの4段階セキュリティを導入。また、各住戸の玄関前に専用エレベーターホールを設置した。また、ホテル事業で導入している一括照明スイッチも採用し、住戸内の照明を玄関で一括オフできるようにした。
起工式で記者会見した同グループ代表の元谷 外志雄氏は、「『THE CONOE』初弾として3月14日に発売予定の『代官山』(東京都渋谷区、総戸数109戸)は、資料請求2,600件、モデルルーム来場400組と、早期完売が見込める。『一番町』についても、立地は抜群によく、海外投資家からの需要も期待できる」と述べた。また、THE CONOEブランドでは、今後「三田綱町」(東京都港区、総戸数45戸)、「西麻布」(同、総戸数16戸)の計画も進めている。
「一番町」の竣工は2016年8月下旬を予定。
また、会見では4月からスタートする新中期経営計画にも触れ、超高層大型マンション・ホテルによる大型開発事業への参画や海外での事業展開にも動き出すことを明らかにした。