不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏の居住用賃貸物件、成約件数3ヵ月連続の減少/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年1月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、28万7,300件(前年同月比1.8%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,631円(同0.5%下落)、賃貸アパートが2,223円(同0.9%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均9万2,000円(同1.0%下落)、賃貸アパートが6万200円(同0.3%下落)となった。

 成約件数は2万2,091件(同0.4%減)で、3ヵ月連続の前年割れ。中古マンションの動きが鈍いことに加え、前年同月の反動減があったこと等が要因と考えられる。地域別では、東京23区は1万29件(同1.1%減)、東京都下2,016件(同0.4%増)、神奈川県5,555件(同4.6%減)、埼玉県2,293件(同4.8%増)、千葉県2,198件(同9.1%増)。

 1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,618円(同0.3%上昇)、賃貸アパートが2,251円(同0.3%上昇)と、いずれも2ヵ月連続のプラス。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均8万8,600円(同2.7%上昇)で4ヵ月連続のプラス。賃貸アパートは6万1,700円(同0.3%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなった。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら