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千葉・津田沼の大規模マンションで被災生活想定した防災訓練/三菱地所コミュニティ

避難訓練の様子
被災生活を想定したマンホールトイレ組立訓練の様子

 三菱地所コミュニティ(株)は1日、三菱地所レジデンス(株)と共同で、同社が管理する2013年6月に全体竣工した大規模マンション「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」(千葉県習志野市、総戸数721戸)において、初めての防災訓練を実施、報道陣に公開した。

 同マンションでは、「ザ・パークハウス」で入居時に管理組合に提供している「防災計画提案書」を参考に、同社が提案などを行ないながら、同マンション管理組合オリジナルの「防災計画書」を作成。今回これを活用し安否確認訓練を行なった。

 安否確認訓練は、震度6弱の地震が発生したと想定し、地震発生の館内放送とともに、各世帯が安否を知らせる「安否シート」を玄関先に貼り出し、それを管理組合の防災担当者が中心となり住民の安否を確認。また、その後地震による火災が発生したという設定で、階段を使った避難訓練も実施した。

 さらに被災生活を想定し、「マンホールトイレ」を組み立てる「トイレ組立訓練」、東北に拠点を置く復興応援団による被災生活の現実から防災を学ぶ「被災生活ワークショップ」、防災専門家の国崎信江氏が「家族を守るための防災」をテーマに講演する「防災セミナー」をそれぞれ開催した。

 訓練は4棟あるマンションを2棟ずつに分け、午前・午後の2回実施。合わせて約160世帯が参加した。


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