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物流施設市況、価格・賃料ともに強気の見方/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスは2月27日、物流施設の不動産市況に関する調査結果を発表した。不動産関連の実務家・専門家を対象として、半年ごとに実施しているアンケート調査で、15年1月22日~2月1日に実施。有効回答数は92件。

 物流施設の不動産価格の半年後の見通しについて聞いたところ、「上昇」75.0%(14年7月調査比0.3ポイント低下)、「横ばい」25.0%(同1.3ポイント上昇)、「下落」0.0%(同1.0ポイント低下)と、4分の3の回答者が不動産価格のさらなる上昇を予想。12年7月以降、上昇トレンドへの強気な見通しが続いている。

 半年後の賃料水準に関しては、「上昇」55.4%(同4.9ポイント上昇)となり、調査開始以来の最大値を記録。「横ばい」42.4%(同7.1ポイント低下)、「下落」2.2%(同2.2ポイント上昇)だった。

 業況判断DIは不動産価格が75.0(同0.7ポイント上昇)で前回調査よりもわずかに上昇。賃料水準が53.3ポイント(同2.8ポイント上昇)となった。同社では「全般的な傾向に大きな変化はみられない。不動産投資市場の過熱感を指摘する声はあるが、市場関係者の大勢は不動産価格・賃料ともに強気の姿勢だ」としている。


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