(株)帝国データバンクは2日、東日本大震災関連倒産の推移等を発表した。
東日本大震災による直接的被害(物理的損傷など)、間接的被害を受け倒産した企業は、震災1年目650件、2年目489件、3年目354件、4年目233件の合計1,726件となった。負債総額は、1兆5,619億円。うち、福島原発事故の影響による「原発関連倒産」は、4年間で180件。4年目のシェアは15.5%。
4年間の累計倒産件数を業種別にみると、トップはサービス業の380件。以下卸売業(349件)、製造業(337件)と続く。建設業はこれに次ぐ4位(258件)だったが、1年目120件だったものが、4年目は29件まで減少。
復興需要などのプラス要因があったためと推定できる。不動産業は4年間で26件にとどまる。