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高田馬場の複合再開発マンション竣工。投資・セカンドニーズも取り込む/住友不動産

写真右が「スカイフォレストレジデンス」。左側の工事中の建物が、オフィス・賃貸住宅の複合ビル

 住友不動産(株)は5日、分譲マンション「スカイフォレストレジデンス」(東京都新宿区、総戸数361戸)を竣工した。

 同物件は、JR山手線「高田馬場」駅徒歩6分に位置する、地上26階地下2階建ての高層マンション。JR社宅跡地約2.2haの再開発「新宿スカイフォレスト」の一部。同社は、2005年入札で取得。オフィスビル、賃貸住宅、分譲住宅の3棟構成を計画し11年着工したが、東日本大震災による計画見直しのため工事を中断。オフィス・賃貸住宅の複合ビル化(地上37階建て)、建物の免震化、非常用発電機の稼働時間延長など防災対策を強化し、13年春工事を再開していた。

 隣接する戸山公園と緑のネットワークを形成すべく、敷地の4割を緑化。イベントホール直上には約7,200平方メートルの広場を設置し、歩行者動線も整備した。災害時には一時避難場所として利用できるよう、マンホールトイレの設置や災害備蓄も行なう。全体竣工は、来春。

 「スカイフォレストレジデンス」は、1LDK~3LDK、専有面積41~81平方メートル。間取りや室内テイストを自由に変えられる「カスタムオーダー」を採用。販売済住戸の約100戸で対応した。また、未販売の上層3フロア31戸を、水回り以外をカスタムできる「竣工カスタムオーダー」仕様で売り出す。

 14年3月から販売を開始。これまでに197戸を販売済み。販売価格は5,000万~8,000万円台。平均坪単価約380万円。購入者の7割強が単身・DINKSで、投資・セカンド購入も全体の2割を占めた。


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