旭化成ホームズ(株)は18日、グループ初の海外生産工場として、ベトナムに鉄骨部材の生産工場を新設すると発表した。同社および旭化成住工(株)、(株)サンスチール工業、大和工機(株)との共同出資法人・旭化成住工ベトナム有限責任会社を設立する。
旭化成ホームズが販売する戸建住宅「へーベルハウス」などの構造躯体に使用する主要鉄骨部材は、滋賀県と神奈川県にある旭化成住工の工場で生産しており、それ以外の一部鉄骨部材については、旭化成住工がサンスチール工業・大和工機などから調達している。こうした主要構造躯体以外の鉄骨に関して、安定供給と品質管理の高度化、コストダウンの推進を目的に、新工場を設立する。
投資額は約15億円。共同出資会社の資本金は18億円で、出資比率は旭化成ホームズが67%で、残りの3社が11%ずつ。工場は年間7,000tの生産能力を計画しており、6月に着工。生産開始は2016年7月の予定。