ヘルスケア&メディカル投資法人(HCM)は19日、(株)東京証券取引所不動産投資信託市場に上場した。
上場時の発行済み投資口数は10万8,500口。始値は公募価格11万円を大幅に上回る17万円を付け、終値は16万2,600円となった。
同投資法人は、「介護」「医療」「健康」をキーワードとするヘルスケア施設「高齢者向け施設・住宅」および「医療関連施設等」に特化。安定的な投資・保有を通じ、ヘルスケア施設の適切な維持管理および新たな供給の促進を図る。スポンサーは、(株)三井住友銀行、シップヘルスケアホールディングス(株)、NECキャピタルソリューション(株)を含む計13社。「介護・医療」「ファンド運営」「金融」の機能やノウハウを有する広範なスポンサーに加え、同投資法人の資産運用会社であるヘルスケアアセットマネジメント(株)が有するネットワークを活用することで運用資産の規模の拡大を図っていく方針。上場時のポートフォリオは16件。取得価格エースで236億8,300円。
上場に際し、15年7月期(14年12月9日~15年7月31日)および16年1月期(15年8月1日~16年1月31日)の運用状況予測を発表。15年7月期は営業収益5億3,600万円、営業利益2億4,800万円、経常利益3,200万円、当期純利益3,200万円、1口当たり分配金268円。16年1月期は、営業収益7億2,900万円、営業利益3億6,100万円、経常利益2億7,200万円、当期純利益2億7,200万円、1口当たり分配金2,259円を見込む。