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首都圏の居住用賃貸物件、成約件数4ヵ月ぶりに増加/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年2月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、26万8,739件(前年同月比0.7%増)。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,627円(同0.8%下落)、賃貸アパートが2,210円(同1.2%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均9万2,500円(同1.0%下落)、賃貸アパートが5万9,900円(同0.5%下落)となった。

 成約件数は2万8,156件(同8.6%増)で、4ヵ月ぶりに前年同月を上回った。地域別では、東京23区は1万2,082件(同7.1%増)、東京都下2,801件(同14.0%増)、神奈川県7,561件(同5.0%増)、埼玉県2,910件(同6.4%増)、千葉県2,802件(同9.1%増)と全県でプラスとなった。ただし、大雪の影響で大幅に成約が減少した前年同月の減少幅は下回った。

 1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,587円(同0.5%下落)、賃貸アパートが2,270円(同0.2%下落)と、いずれも3ヵ月ぶりのマイナス。1戸当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均8万6,600円(同1.6%上昇)で5ヵ月連続のプラス。賃貸アパートは6万1,100円(同0.2%下落)と、4ヵ月ぶりのマイナスとなった。


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