大和ハウス工業(株)は、(株)フジタと共同で開発した耐震・制振部材「DUAL CORE BRACE(デュアルコアブレース)」の建物への採用を開始した。
両社が2014年2月に開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」を、制振部材としても使用できるよう適用範囲を拡大した。耐震部材を追加したことなどにより部材設計の自由度と接合部の施工性を向上させたほか、地震力に抵抗する芯材をサンドイッチ状に挟み込み、優れた耐震・制振性能を実現した。
地震エネルギーを同ブレースが吸収することで、大地震時の建物の変形を20~50%軽減することができるため、柱や梁などの主要構造部分や内外装の損傷を減らし、建物の安全性を長期に渡って高めることが可能。