(株)西武ホールディングスは25日、自社保有する「池袋旧本社ビル」(東京都豊島区)の建て替え計画の概要を固めた。
同事業では、ビル敷地に加えて西武池袋線の線路上空と同社所有地である線路西側の用地を活用。低層部に商業施設を配した商業・事務所の複合ビルとして一体開発する。敷地面積5,530平方メートル、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の地上18階地下2階建て、高さ99.98mの建物を建設。延床面積は約5万平方メートル。7月に着工し、2019年3月に竣工する計画となっている。
建物は中間免震構造を採用するほか、防災備蓄倉庫の設置や3日分の使用水量の確保、72時間の非常用発電機の設置など、テナントのBCP対策をサポートする。災害時には帰宅困難者の一時滞在スペースとするなど、運営面でも災害対策を充実した。
オフィスフロアは基準階貸室面積約2,100平方メートルの無柱空間として、オフィスの小割りなどフレキシブルに対応していく。