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都心賃貸マンション事業に参入。3年で180億規模目指す/新日鉄興和不動産

「リビオメゾン西新宿」外観イメージ

 新日鉄興和不動産(株)は2日、都心での賃貸マンション開発事業に本格参入すると発表。ブランド名を「LIVIO MAISON(リビオ メゾン)」に決定した。

 近年、都市部の単身世帯の増加に伴い、身軽に住み替える「賃貸派」が増えるとみられること、また、不動産投資市場が拡大する中で、都心好立地の優良な賃貸マンションが対象になっていること等から、同社がこれまで分譲マンション事業等で培ってきた用地取得・企画開発のノウハウを活かし、住宅事業の強化を図る。

 リーシング後はリートやファンドへの1棟売却も視野に入れており、新たな資産回転型の開発事業として事業ポートフォリオの強化に努める。
 
 第1号物件として「リビオメゾン西新宿」(東京都新宿区、総戸数29戸)の賃貸運営を開始。同マンションは東京メトロ丸の内線「西新宿」駅、都営大江戸線・東京メトロ丸の内線「中野坂上」駅各徒歩7分。敷地面積は817.9平方メートル、延床面積は2,063平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階建てで、間取りは1LDK~2LDK。延床面積は35.69~67.71平方メートル。賃料は14万1,000~22万5,000円。

 さらに、「(仮称)リビオメゾン錦糸町」(東京都墨田区、総戸数71戸)、「(仮称)港区赤坂プロジェクト」(東京都港区、総戸数45戸)が今春に着工する予定。このほかにも3件の用地取得が終了しており、2015年度中に6物件が始動する予定。今後は用地取得を積極的に進め、初年度で年間取扱アセット60億円、3ヵ年で180億円規模に拡大を図っていく考え。


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