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賃貸事業強化やエリア深耕打ち出す/ウスイホーム

賃貸事業の強化などにより、15年度の連結売上高100億円、経常利益10億円を目指す

 ウスイホーム(株)(神奈川県横須賀市、代表取締役社長:木部浩一氏)は2日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(神奈川県横須賀市)にて、2015年度の「ウスイグループ経営方針発表会」を行ない、今期の経営戦略等について説明した。

 同社グループ代表の臼井伸二氏(ウスイホーム代表取締役会長)は、「“生まれてから相続まで”のワンストップサービスを提供するために、各社・各部門の連携を強化してきた。その結果、他社との差別化でき14年度の増収増益(見込み)にもつながった。15年度はお客さま対応力などの“進化”、地域振興などの“深化”、そして各社員が“真価”を発揮する3つの“シンカ”を達成したい」と語った。

 また、同社代表取締役社長の木部氏は今期の戦略として、賃貸部門の強化を掲げた。強化に当たり、13人の新卒社員は全員賃貸部門に配置。「賃貸事業は不動産業務の基本。入居者の住宅購入や原状回復工事、別の賃貸住宅への住み替えなど、派生する仕事は多い。今後のグループでの事業全体の広がりを考えた場合、賃貸事業がカギになってくる」などと語った。このほか、基盤の横須賀エリアに加え、横浜・湘南エリアの底上げも図る。

 売り上げベースではなく、利益重視の体質をつくっていくことで、中期計画の最終年度に当たる15年度は、連結売上高100億円(14年度見込み80億円)、経常利益10億円(同8億円)、期末社員数250人(同230人)を目指す。


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