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コミュニケーション力をテーマにレッスン形式のセミナー初開催/JRC

「コミュニケーション力を高めるには「傾聴力」と「共感力」を高めることがポイントである」と述べる同社代表取締役の斉子典夫氏
セミナーの様子。2人1組となりロールプレイングを実施

 不動産業界の人材育成を専門に手掛けるJRC(株)(東京都新宿区)は9日、野村コンファレンスプラザ(東京都新宿区)で、「コミュニケーション力を高める~第一接客で決める営業力・対人関係力~」をテーマにJRC元気セミナー特別バージョン「寺子屋塾」を開催した。人数を限定したレッスン形式のセミナーは、初の試み。

 コミュニケーション力を高めるには、「傾聴力」と「共感力」を高めることが重要だとし、受講者が2人1組になりロールプレイングを実施。一方がネガティブな内容を話し、聴き手は相づち・うなづき等のラポート技法を使って聞き、自分の意見でアドバイスする実習を行なった。さらに、相手の言葉と話の順序を復唱しながら聞く「レコーダーバック」、話の中で最も重要だと思われるポイントを要約して返す「バックトラッキング」、さらに、ネガティブな内容をポジティブな考え方に変えて伝える「リフレーミング」について、段階的にレッスンを実践した。

 続いて同社代表取締役の斉子典夫氏が営業の本質について解説。営業の最大のテーマはコミュニケーション力であると述べ、「管理型」「分析型」「感情型」「指示型」の4つのコミュニケーションスタイルを紹介し、これを活用し自分の基本スタイルを見つけることが大切だと話をした。

 セミナーを終え、受講者からは、「今まで、基本をないがしろにしていたことに気付いた」「仕事では、話すことに重点を置いていたが、聞くということも楽しいと感じた」といった声が挙がった。斉子氏は「基本中の基本が大事。“ワカル”ということと“カワル”ということは違う。分かったら即行動することで人間は成長していく。本日のセミナーで実践したことを、是非仕事に取り入れて実感してほしい」と受講生にエールを送った。


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