(株)プリンスホテルは、今年秋に新宿プリンスホテル(東京都新宿区、客室数571室)とサンシャインシティプリンスホテル(東京都豊島区、客室数1,110室)を改装する。
両ホテルは、同社の持つ国内41宿泊施設の中でも特に宿泊者に占める外国人の割合が高い。西武グループは、訪日外国人旅行者の誘客に力を入れており、今回の改修もその一環。
新宿プリンスホテルは、ロビーフロア(地下1階)とエントランスフロア(地上1階)を全面改装。ロビーラウンジを酒も楽しめるカフェとしてリニューアルし、ステーションホテルとしての多様な料飲需要に対応する。また、部屋タイプを変更することで、より多くの顧客の宿泊を可能にする。工期は2015年10月~16年2月予定。カフェバーのオープンは15年12月の予定。
サンシャインシティプリンスホテルは、最上部の5フロア(33~37階)に位置する客室(180室)を全面改装。「パノラマフロア」として、専用チェックインカウンターや専用エレベーターを設け、個人客がゆっくり過ごすことができる空間とする。従来よりも幅広いターゲットの外国人旅行者の取り込みを図っていく。工期は36、37階が15年9~10月予定、33~35階が16年1~3月予定。