オリックス（株）と（株）大京のグループ会社で不動産流通事業を営む（株）大京穴吹不動産は、賃貸マンション「御殿山ハウス」（東京都品川区、総戸数142戸）を分譲マンションにリノベーションする事業を共同で推進。25日より販売開始する。都心の大規模賃貸物件をリノベーションして分譲する事業は両社にとって初の取り組み。
「御殿山ハウス」は、京浜急行本線「北品川」駅徒歩5分、都心では希少性の高い第一種低層住居専用地域に立地。敷地面積8,614.37平方メートル、延床面積1万9,048.26平方メートル。鉄筋コンクリート造地上6階地下2階建て。間取りはスタジオ～3LDK、専有面積は41.27～160.53平方メートル。
2005年の竣工後、不動産投資ファンドが1棟取得して賃貸不動産として運用。同事業は、国内複数の投資家が出資する御殿山ハウス合同会社（売り主）より同物件を区分所有化し分譲する事業の委託を受け、オリックスと大京穴吹不動産が共同で事業企画し、その提携販売（代理）の1社として大京穴吹不動産が販売する。
第一種低層住居専用地域にありながら、総合設計制度を採用することで、大規模マンションの建設を実現。緑とゆとりのランドスケープやプライベート重視の配棟プランを採用した。フィットネスクラブやラウンジなどの共用施設も充実している。
今回の分譲にあたって、既存住宅売買瑕疵保険に加入、6ヵ月のアフター保証も付与。30年の長期修繕計画も策定した。またコンシェルジュサービスも導入する。
販売戸数は5戸。間取りは1LDK～3LDK、専有面積64.52～133.03平方メートル。価格は7,100万～1億5,850万円（最多価格帯1億1,000万円台）。
両社は今後もグループ企業のリソースとリレーションを活用しつつ連携強化を図り、新たな事業を積極的に展開していく方針。