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入居テナントとグリーンリース契約を締結/KDO

費用負担等に関する考え方

 ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)は4月30日、同投資法人が保有する「KDX秋葉原ビル」の2フロアに入居するテナントとグリーンリース契約を締結したと発表した。同投資法人では初。

 グリーンリースとは、賃貸借契約書や覚書等の中で、省エネなどの環境負荷低減の取り組みに対し、ビルオーナーとテナント双方の責任と義務・負担を明確化。ビルオーナー等の投資負担の軽減等により、優れたオフィスビルへの改修を促す。

 今回の契約では、対象テナントの専有室内の照明設備全台を、同投資法人の負担によりLED照明に変更。電気使用料の約56.2%低減が可能となる。対象テナントは、電気使用料とLED照明化によるメンテナンスコストの低減額のうち、一定割合額をグリーンリースフィーとして、同投資法人に支払う。同投資法人は、グリーンリースフィーとメンテナンスコストの削減効果により、LED照明化工事初期費用を約7.5年で全額回収する見込み。

 契約開始日は6月1日を予定。

 同投資法人では、今後も積極的にグリーンリース導入を検討し、実績を積み重ね、ノウハウの蓄積を目指していく考え。


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